本研究では葉緑体の選択的オートファジーに関わる分子機構についての解明を目的として、米国コーネル大学Klaas van Wijk教授との共同研究を進め、以下の成果を得た。(1)順遺伝学により単離したRCB経路に異常をきたす新奇突然変異体の原因遺伝子を同定した。(2)葉緑体オートファジーに関わる小胞Rubisco-containing body(RCB)を密度勾配超遠心法により分画した。(3)葉緑体オートファジーに関わる新奇レセプター候補を共免疫沈降と液体クロマトグラフィー-質量分析法(LC-MS/MS解析)により探索した。
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