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2019 年度 研究成果報告書

種子脱粒性の喪失によるイネ栽培化過程の実験的検証(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0280
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 遺伝育種科学
研究機関神戸大学

研究代表者

石川 亮  神戸大学, 農学研究科, 准教授 (70467687)

研究期間 (年度) 2016 – 2019
キーワード栽培イネ / 野生イネ / 栽培化 / 脱粒性
研究成果の概要

イネの栽培化で選抜の対象となった種子脱粒性の喪失に焦点をあて、関与した新規遺伝子変異を同定し、それらの起源や伝播の流れを明らかにすることでイネの栽培化過程を植物遺伝学と植物考古学の両面から考察することを目的とした。その結果、ジャポニカとインディカ栽培イネを用いて種子脱粒性の喪失に関与した遺伝子座を複数同定することができた。これらの遺伝子座は共通するものと異なるものがあることから、種子脱粒性の喪失の過程が栽培イネ間で異なる可能性が示唆された。

自由記述の分野

植物遺伝育種学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の主食である栽培イネOryza sativaはアジアの野生イネO. rufipogonから栽培化されたことが知られている。種子が脱粒しない性質は栽培化の初期に選ばれた形質の一つであることから、その過程を知ることは我々の祖先がどのようにイネを栽培化し、食料を増産することで人類の発展の基盤としてきたかを解明することにつながる。同時に、イネの種子脱粒性は現在でも収量構成要素の一つであり、改良によって増産も期待できる。本研究で同定された種子脱粒性遺伝子座は、イネの栽培化過程の解明と今後の品種改良の両面に貢献することが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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