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2018 年度 研究成果報告書

エンドサイトーシスと外来因子取込を制御する細胞内シグナル伝達マシナリー(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0290
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 生理学一般
研究機関北海道大学

研究代表者

大場 雄介  北海道大学, 医学研究院, 教授 (30333503)

研究協力者 谷 知己  Marine Biological Laboratory, Eugene Bell Center for Regenerative Biology and Tissue Engineering, Research Associate
研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワード蛍光イメージング / シグナル伝達 / エンドサイトーシス
研究成果の概要

蛍光の偏光および異方性という特性を用いて、分子の「向き」を測定することで、生命現象における「角度」に関する情報を取得する技術を開発した。特に、細胞膜の角度(曲率)の変化を蛍光強度の変化として測定する手法を確立した。これにより、従前は電子顕微鏡でしか観察できなかった膜の曲率とその変化を、高い時間分解能(秒レベル)で光学的に観察し、エンドサイトーシスの超初期過程の細胞膜変形の光学的可視化に成功した。

自由記述の分野

生理学、細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、エンドサイトーシスの超初期過程の細胞膜変形の分子メカニズムを解明に資する技術革新といえる。細胞膜の変形は100 nm程度以下の領域で生じる現象で、現存する超解像顕微鏡でも時間分解能を伴うダイナミクスの観察は不可能であり、「向き」に着目することで従来技術の限界を超える観察が可能となった。今後は、本研究成果を基盤に、「角度」と「向き」に着目した新しい生物学の新領域の開拓を目指したい。

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公開日: 2020-03-30  

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