研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
近年、哺乳類における全身性の代謝・老化の制御機構、あるいはメタボリック症候群の発症機序の一つとして、全身性NAD合成系の一つであるNamptが注目されている。Nampt欠損マウスは、高脂肪食摂取と同様メタボリックシンドローム類似の病態を惹起し、心臓で構造的リモデリングを進行させるとともに、Caハンドリングに異常による電気的リモデリングの進行にも影響を与え、心房細動が起こりやすい基質の形成に深く関与していることを証明した。
循環器内科