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2018 年度 研究成果報告書

腸内細菌叢プロファイル変化に対応した食物由来成分による心血管内皮傷害予防法の開発(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0345
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 応用健康科学
研究機関徳島大学

研究代表者

馬渡 一諭  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 講師 (40352372)

研究協力者 Chen Zheng  The University of Texas Health Science Center at Houston, Department of Biochemistry and Molecular Biology, Associate Professor
Yoo Seung-Hee  
研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワード腸内微生物細菌叢 / 低分子化合物
研究成果の概要

心血管機能の恒常性維持には血管内皮細胞が重要な役割を果たしている。本研究では動脈硬化初期病変モデルの腸内細菌叢の変化を観察すること、さらに、血管内皮傷害を予防する食物由来成分の検索し、それらの腸内細菌叢の変化による影響を評価することを目的とした。
本研究では数種の食物由来ポリフェノールが血管内皮に作用し、内皮依存的弛緩反応がみられたことから、これらの化合物が血管内皮傷害予防に働く可能性が示唆された。なかでも、柑橘類から分離・同定した化合物の生理活性を共同研究先で評価した。培養細胞及び動物モデルを用いて評価すると、これら化合物が概日リズムを調整することで血管内皮機能の改善に働く可能性が示唆された。

自由記述の分野

栄養学

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界に類をみないスピードで高齢化する我が国では動脈硬化性疾患(心筋梗塞をなどの虚血性心疾患と脳梗塞・脳出血などの脳血管障害)による死亡が悪性新生物と並んで大きな位置を占め、ますますその頻度の増加が予想される。本研究では、食物由来の低分子化合物を用いた栄養学的介入による予防法の検討した。これまでに報告のない新たな成分(化合物)が効果的であること示唆されたことから、食を介した安全な予防法の1つとなる可能性が考えられた。また、候補となる化合物のいくつかは、概日リズムを調節することが示唆されたため、食を介した概日リズムの介した概日リズムが新たな動脈硬化性疾患予防のカギとなることが期待された。

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公開日: 2020-03-30  

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