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2016 年度 実施状況報告書

巨核球による造血幹細胞運命制御の解明(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 15KK0350
研究機関熊本大学

研究代表者

石津 綾子  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 客員准教授 (10548548)

研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワード造血幹細胞 / 巨核球 / 分化 / 多様性 / トロンボポエチン
研究実績の概要

恒常的な血球産生には造血幹細胞の維持・増殖・分化が不可欠である。造血幹細胞は異なった機能を有する複数のクローンから構成され(heterogeneity)、血小板に偏った分化能をもつ造血幹細胞の存在が指摘されている。一方、巨核球は造血幹細胞と多くの性質を共有するものの、その分化機構は不明瞭な点が多い。幹細胞の多様性を解析するため、造血幹細胞のSingle cell レベルでの遺伝子・タンパク発現解析で多くの実績があるシンガポール国立大学Cancer Science Institute (CSI)(Dr. Toshio Suda)(Dr Touati Benoukraf) 及びGenome Institute Singapore (GIS) と共同研究を実施する予定である。また、シンガポール国立大学CSI (Dr. Toshio Suda) でThpo floxed/floxed mouseを作成中であり、共同研究においてこれらマウスを各種Cre mouse と交配し細胞特異的Thpo欠損マウスの解析を行う予定である。本研究は平成29年3月に交付が開始され、開始し間もないため、研究費使用及び研究実績はまだ少なく、今後使用が見込まれる。現段階では、共同研究をスムーズに行うため、実験計画を入念に相談し、準備している状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究は平成29年3月に交付が開始され、開始し間もないため、研究費使用及び研究実績はまだ少なく、今後使用が見込まれる。海外渡航や実際の研究費使用は平成29年度に多く見込まれている。しかしながら、研究費交付前からも海外渡航の計画・実験準備は進めており、研究はおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

研究は平成29年3月に交付が開始され、平成29年度に海外渡航及び共同研究の開始を計画している。平成29年度にはシンガポール国立大学に渡航し、造血幹細胞のSingle cell analysisを開始する予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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