オランダHubrecht研究所のClevers Groupと共同研究を行った。Clevers Groupは2009年に小腸組織の三次元培養(オルガノイド培養)に成功した(Sato et al, Nature 2009)。オルガノイド培養はその後、様々な臓器、癌や遺伝性疾患を含む病変部からも組織培養を可能にしたため、新たな疾患モデルとして注目されている。共同研究では、オルガノイドがコラーゲン内で融合することに着目し、これまでミクロレベルの大きさだったオルガノイドをマクロレベルで培養することに成功した。この成果は将来的にIn vitroの薬剤評価系や移植複合体の開発に役立つことが期待される。
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