研究課題/領域番号 |
15KT0063
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
有澤 光弘 大阪大学, 大学院薬学研究科, 教授 (40312962)
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研究期間 (年度) |
2015-07-10 – 2023-03-31
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キーワード | 遷移状態 / 金属ナノ粒子触媒 / 炭素ー水素結合活性化反応 |
研究成果の概要 |
本研究では有機化学・分析化学・計算科学が連携し、緊密に情報を共有することで、従来ブラックボックスである「炭素―水素結合活性化反応など遷移金属触媒反応の本質」を明らかにし、「炭素―水素結合活性化反応など遷移金属触媒反応の遷移状態制御」と「安価ですぐれた触媒を設計するうえでの指針確立」を目標とする。すなわち、本研究では各種金属金属触媒反応を測定対象とし、「均一系触媒系」と、「ナノ粒子触媒系」の両方の系について、律速段階の決定・塩基および溶媒の役割について検討した。
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自由記述の分野 |
有機化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験系においては、計算化学を進める上で必要な対照実験を展開するとともに、触媒の状態(ナノ粒子触媒の酸化数や粒子系)をトンネル型電子顕微鏡(TEM)および大型放射光施設でのX線吸収微細構造解析(XAFS)を用いて収集した。さらに、ナノ粒子触媒による新たな反応例を見出した。 以上、本研究は、有機化学・分析化学・計算科学の三者が手を組み、緊密に情報を共有する異分野共同研究体制下、均一系金属触媒および金属ナノ粒子触媒の 炭素―水素結合活性化反応における遷移状態について検証を重ねることができた。
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