研究課題/領域番号 |
16016203
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
田中 二郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20251043)
|
研究分担者 |
志築 文太郎 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 講師 (20323280)
三浦 元喜 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 助手 (00334053)
|
キーワード | ユーザインタフェース / ビジュアルシステム / 制約解消 / 空間パーサ / 手書き入力 / 大スクリーン |
研究概要 |
「ビジュアルシステム生成系と手書き入力、ジェスチャとの統合」 ビジュアルシステム生成系の中に手書き入力やジェスチャの解析の機能を組み込んだ。ペンやマウスの軌跡を取得し取得した軌跡を解析するためにSATINツールキットを使用した。解析された軌跡はGestureトークンという拡張CMGのトークンとして扱えるようにし、トークンの属性として、入力された軌跡のパターンへの適合度や位置情報などの情報を格納するようにした。 「高速な制約解消系や高度な制約解消の利用」 制約解消系として、Skyblueだけではなく、ワシントン大のAlan BorningらによるCassowary、国立情報研の細部によるHiRiseなどのより高速な制約解消系が作られている。これらの制約解消系をビジュアルシステム生成系で利用できるようにした。 「空間解析器生成系Violaの作成」 ビジュアルシステムの図式表現を直接操作することにより図形文法を定義し、同時にビジュアルシステムを実行することが可能な空間解析器生成系Violaを作成した。Violaでは、図形文法の各要素を視覚的に表現し、それらの要素に対して直接操作を行うことで、図形文法の定義を行うことができる。また図形言語の定義と生成したビジュアルシステムの実行を一貫した一つの図形エディタ上で行うため、ビジュアルシステムの実行結果を確認しながら文法の定義を行うことができる。Violaを用いることで、空間解析器生成系を用いたビジュアルシステムの開発作業を効率よく行うことが可能になった。
|