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2004 年度 実績報告書

協調的音声対話の相槌・話者交替タイミング分析とそれに基づく応答生成法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16016244
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

北岡 教英  豊橋技術科学大学, 工学部, 講師 (10333501)

研究分担者 中川 聖一  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (20115893)
秋葉 友良  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (00356346)
キーワードあいづち / 話者交代 / 韻律情報 / 表層的言語情報 / 応答タイミング / 雑談対話システム
研究概要

人間と機械が対話を行うことを考えるとき,機械が人間同士の会話と同様にあいづちや返答(話者交替)などの応答を返すことができれば,より円滑な対話を行うことが期待できる.
本研究では,特に雑談のような対話に着目し,自然な雑談対話をする上で最も重要であるタイミング生成,すなわち,あいづちと話者交替のタイミングの判定を,人間同士の対話の特徴から学習した決定木を用いて行う方法を提案する.この決定木は,ユーザの発話長,発話終端単語の品詞,特に終端単語が助詞であった場合に「ね」,「か」であるかどうか,発話終端からの時間長,発話中の最後の自立語の品詞,その自立語の時間長,その自立語から発話終端までの時間長,発話句音声末100msのピッチの変動,発話句音声末100msのパワーの変動,を素性として用いる.このシステムによって生成されたあいづち,話者交替タイミングを人間のそれらと比較した結果,学習に用いた人間とは良い一致を示し,ランダムや,平均的な応答タイミングを用いる場合と比較しても有意に自然であるという結果を得た.
さらに,このタイミング生成器を用いて実際に雑談対話システムを構築した.このシステムは,リアルタイム音声認識と,タイミング生成器の出力から,発話内容のみでなくタイミングも考慮して応答するものである.人間による主観評価を行った結果,応答内容(本研究では対象としていない)に問題が多いものの,システムに対しては親しみやすいという印象を持たれた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Response Timing Detection Using Prosodic and Linguistic Information for Human-friendly Spoken Dialog Systems2005

    • 著者名/発表者名
      Norihide Kitaoka, Masashi Takeuchi, Ryota Nishimura, Seiichi Nakagawa
    • 雑誌名

      Journal of The Japanese Society for Artificial Intelligence Vol.20, No.3

      ページ: 220-228

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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