研究課題
自治体の情報化の推進にあわせて、「安全・安心」な電子自治体の構築を図るための重要な基盤として、セキュリティポリシーの効果的な策定・実施・改善方法を明らかにすることを目的としている。平成16年度は、システムをシステム管理コストの低減を図る様に構築することによって、セキュリティポリシーの実施の実効性を高めることを目的として、(i)web-based computingの導入による管理コストの変化の実証実験、(ii)server-based computingの導入による管理コストの変化の実証実験、(iii)システム構築やセキュリティ技術を含めた総合的なセキュリティポリシーの検討、(iv)XML文書の暗号化・電子署名添付によるセキュリティ向上方法の検討、(v)電子自治体における電子透かし、ステガノグラフィの検討とそのための技術開発、(vi)システム構築とセキュリティポリシーに関する自治体に対する提言書の作成などを行った。主な具体的な実績は以下の通りである。・自治体において、web-based computingを用いた事務処理システムの実証実験と自治体職員へのアンケート調査などを行い、分析を行った・自治体におけるセキュリティポリシーの策定・評価・改善に関して、システムの中長期的導入・運用計画と関連させた提言を複数の自治体(県、市など)に行った。・電子自治体にとって重要なXML文書の暗号化、電子署名添付について、実証実験を行い性能の評価を行った。・電子透かし、ステガノグラフィに用いる1次元系列、2次元系列について複数の新しい系列生成方法を開発した。また、それらの系列について画像への埋め込み方法や音声への埋め込み方法についての埋め込み方法の検討を行い、いくつかの成果を得た。
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すべて 雑誌論文 (6件)
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