研究課題/領域番号 |
16016282
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
矢田 勝俊 関西大学, 商学部, 助教授 (00298811)
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研究分担者 |
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 助教授 (40330170)
加藤 直樹 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40145826)
羽室 行信 大阪産業大学, 経営学部, 助教授 (90268235)
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キーワード | 情報技術 / ビジネスシステム / データマイニング / システムアーキテクチャ / 経営戦略 / 消費者行動 |
研究概要 |
本研究の目的は、大規模なデータベースから有用な知識を発見する「データマイニング」という技術をどのようにビジネスプロセスに統合し、新しいビジネスシステムを構築するのか、理論的・実践的に検討することである。我々は『データマイニングと組織能力(矢田勝俊著、多賀出版)』のビジネスプロセスへの導入モデルの有用性を検証するために、ビジネスアプリケーションの開発・導入を実際の企業と共同で行い、技術開発からその応用までを総合的に検討する。 本年度はCRMシステムの企業導入、プロモーション効率化システムの導入を行い、ヒアリング調査、情報収集を行った。DMを使ったロイヤルカスタマー育成プログラムの共同生成を通じて、システムの長所と問題点を明らかにした。またネットワーク流量推定などマーケティング応用のための様々な技術開発を行い、オープンソースプラットフォームMUSASHIのモジュールとして積極的に公開した。また一般公開のワークショップ「ビジネスマイニングワークショップ2004」を開催し、研究者と実務家に対して我々の研究成果を発表し、評価をいただいた。 またカゴメ株式会社との共同研究において、広告プロモーション効率化システムを開発し、本プロジェクトチームの共同研究成果としてSAINT2005での発表を行った。この研究では、携帯端末を使った視聴率調査システムを構築し、店舗の顧客データと結びつけ、広告プロモーションの効率化を図ろうと試みた。実験によるとテレビ広告出稿後、売上効果が最大になる特定の期間を発見することができた。
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