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2004 年度 実績報告書

Webにおけるユーザコミュニティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16016288
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

村田 剛志  国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助教授 (90242289)

研究分担者 山田 誠二  国立情報学研究所, 知能システム研究系, 教授 (50220380)
キーワードインターネット高度化 / 人工知能 / ディレクトリ・情報検索 / Webマイニング / コミュニティ
研究概要

本特定領域「ITの深化の基盤を拓く情報学研究」の研究項目A02「コンテンツの生産・活用に関する研究」においては,Webを念頭においた大規模コンテンツを活用するための手法の研究を目標としでいる.Web情報を有効活用するためには,Webページについての分析や処理が重要であることはもちろんであるが,その一方で,Webページを閲覧するユーザ側についての分析も重要であると考えられる.本研究課題の目標は以下の通りである.
(1)ユーザコミュニティの発見システムの構築
(2)ユーザコミュニティの構造のモデル化
平成16年度の研究実績は、以下の通りである。研究代表者の村田は、Web視聴率データから興味を共有するユーザコミュニティを発見する手法として、URL中に含まれるtermに注目し、ユーザとtermとの組からなるグラフ構造から完全2部グラフを探索する手法を考案し、コンピュータ上での実装を行なった.実験の結果,いくつかのトピックに関して妥当と思われるコミュニティを見出すことができた.例えばサッカーなどのトピックについて、若年層のユーザから構成されるユーザコミュニティを発見することができた。また、得られたユーザコミュニティ集合について、ユーザコミュニティの大きさとその個数の分布はべき法則に近い分布に従っていることが実験結果からわかった。このような、構造に注目してユーザコミュニティを発見することは,ユーザの嗜好に合ったWebページを推薦するシステムを構築したり,各Webサイトを訪れるユーザの特徴を把握し効果的な広告戦略を立てたりする上で重要であると期待できる.また研究分担者の山田は、Webページの信頼度性に関する研究として、Webブラウザ上でのユーザの閲覧行動を分析するための準備を行なった。具体的には、閲覧における個々の基本動作集合を定めるとともに、Webブラウザを改変することでそのような基本動作に関するデータを取得できるような実験環境の構築に取り組んだ。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Discovery of User Communities from Web Audience Measurement Data2004

    • 著者名/発表者名
      T.Murata
    • 雑誌名

      Proceedings of The 2004 IEEE/WIC/ACM International Conference on Web Intelligence (WI 2004)

      ページ: 673-676

  • [雑誌論文] A Framework for Discovering Dynamisms of the Web2004

    • 著者名/発表者名
      T.Murata
    • 雑誌名

      Proceedings of the First European Workshop on Chance Discovery (EWCD2004)

      ページ: 214-221

  • [雑誌論文] Discovery of Web User Communities from Client-level Log Data2004

    • 著者名/発表者名
      T.Murata
    • 雑誌名

      Proceedings of the Third International Workshop on Social Intelligence Design (SID 2004)

      ページ: 111-118

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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