研究課題/領域番号 |
16034202
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
石橋 康弘 長崎大学, 共同研究交流センター, 助手 (00212928)
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研究分担者 |
武政 剛弘 長崎大学, 大学院生産科学研究科, 教授 (70039684)
高尾 雄二 長崎大学, 環境科学部, 助教授 (20206709)
竹下 哲史 長崎大学, 共同研究交流センター, 助教授 (20295083)
田平 泰広 長崎大学, 共同研究交流センター, 教務職員 (50227253)
篠原 亮太 熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (40316188)
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キーワード | 化学物質のリスク管理 / DNAマイクロアレイ / バイオインフォマティクス / ダウンサイジング |
研究概要 |
近年、様々な環境問題がクローズアップされ、これら問題の解決のために、持続可能な社会の構築に向け、様々な取り組みがなされている。 大学等は教育研究機関であり、これらの問題解決のために、研究活動による貢献が求められているが、その反面、教育・研究・医療活動により、エネルギーや資源を消費し、多種多様な化学物質を使用してきた。 大学等ではこれまで、排出された廃液等を適正に処理し、環境へのインパクトを低減させてきたが、これでは、省資源・省エネルギーという点では、貢献しているとは言えず、また、内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)問題等のような様々な化学物質の環境・生態への影響が無視できないことが明らかとなり、エミッションの発生量そのものを少なくすることが求められ、できるだけダウンサイジング化して実験を行うことが必要となってきた。 そこで、本研究では、大学等の研究室で行われている実験の内容を調査し、その実験のフローの中で排出されるエミッションを抽出し、その環境へのインパクトを明らかにすることを目的とした。 具体的には酵母及び線虫を用いたDNAマイクロアレイにより実験廃液のリスクを評価し、化学分析結果と比較した。 酵母DNAマイクロアレイを使った生物遺伝子応答を指標とした評価については、十分にリスク評価が可能であると考えられ、化学分析結果を含めた評価により、さらに詳細な評価が可能であると考える。また、センチュウカスタムマイクロアレイを用いたCYP関連遺伝子の発現解析で得られた膨大なデータを有効に活用し、統計的手法を活用したバイオインフォマティクスによる解析が不可欠である。このようなアプローチは、化学物質の安全性評価のための重要な知見をもたらす可能性がある。
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