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2005 年度 実績報告書

ジャクスタパラノード分子複合体による軸索-ミエリン間情報伝達機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 16047208
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

渡邉 和忠  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70114717)

研究分担者 霜田 靖  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (00291154)
笠原 浩二  (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床研究所, 研究員 (60250213)
キーワードTAG-1 / 細胞接着分子 / 免疫グロブリンスーパーファミリー / ミエリン / 遺伝子欠損 / 遺伝子導入
研究概要

有髄神経はミエリンを形成するグリア細胞とニューロンに発現している神経認識分子群による細胞間相互認識によって形成・維持されている。私たちはTAG-1欠損マウスを用いることにより、TAG-1はジャクスタパラノード領域にCaspr2とカリウムチャネルを局在化させるのに必須であることを示し、ジャクスタパラノードにおいてTAG-1とCaspr2は軸索上でcisに結合し、さらにグリアに発現しているTAG-1とtransに相互作用して分子複合体を形成しているというモデルを提案した。本研究では、ジャクスタパラノードにおけるグリアと軸索の相互認識の詳細な機構を解明することを目的として、まず、マウス大脳皮質の初代培養細胞に遺伝子導入しin vitroでミエリン形成への影響を検出する系を確立した。この系を用いてTAG-1欠損マウス由来のin vitroミエリン形成系ではカリウムチャネルの局在化が著しく弱くなった。さらに野生型マウス由来のvitroミエリン形成系ではCaspr2変異体を遺伝子導入すると、やはりミエリン形成時にカリウムチャネルが正常に局在化できなかった。以上のことから、ミエリン形成に伴うジャクスタパラノード分子複合体の形成過程や、遺伝子変異によるミエリン形成への効果をin vitroで検討できる系が確立できたため、現在、変異体導入による効果を検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The adhesion molecule TAG-1 is required for proper migration of the superficail migratory stream in the medulla but not of cortical interneurons.2005

    • 著者名/発表者名
      Denaxa et al.
    • 雑誌名

      Dev.Biol. 288

      ページ: 87-99

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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