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2005 年度 実績報告書

神経発生及び再生における幹細胞の可視化とニューロン・グリア産生機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16047219
研究機関京都大学

研究代表者

大塚 俊之  京都大学, ウイルス研究所, 助教授 (20324709)

キーワード発生・分化 / 脳・神経 / 神経科学 / 再生医学
研究概要

神経幹細胞の可視化と選別を目的として、転写因子Hes1およびHes5プロモーター下に半減期の短い不安定なGFP(d2EGFP)を発現するトランスジェニックマウス(pHes1-d2EGFP, pHes5-d2EGFP)を作成し解析した結果、pHes1-d2EGFPの発現が神経幹細胞を可視化するマーカーとなり得ることが示された(Molecular and Cellular Neuroscience 2006 31:109-122)。
このマウスの各発生段階における終脳背外側部からGFP陽性細胞を回収し、各発生段階特異的に発現する遺伝子の網羅的解析を行った。この中で、ニューロン産生からグリア産生への移行期に発現が変動する遺伝子を選択し、その発現パターンとグリア分化における機能解析を進めた。
また、pHes5-d2EGFPマウスでは胎生後期から生後にかけての終脳背側部でオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)に特異的なGFPの発現を認めたため、そのGFP陽性OPCを回収して幹細胞との遺伝子発現プロファイルの比較を行った。得られた候補遺伝子を解析し、OPCの分布に類似の発現パターンを示す遺伝子に絞り機能解析を進めた。
これによりアストロサイト及びオリゴデンドロサイト特異的遺伝子(マーカー因子及び分化制御因子)の同定を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Visualization of embryonic neural stem cells using Hes promoters in transgenic mice.2006

    • 著者名/発表者名
      Toshiyuki Ohtsuka, Itaru Imayoshi, Hiromi Shimojo, Eiichiro Nishi, Ryoichiro Kageyama, Susan K.McConneil
    • 雑誌名

      Molecular and Cellular Neuroscience 31

      ページ: 109-122

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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