研究課題
本領域は「がんの体系的理解と個人に最適ながん医療を目指して」をキャッチフレーズとして推進するものであるが、本領域を含め、「遺伝情報システム異常と発がん」(略称;「発がん」)、「がんにおける細胞・組織システムの破綻」(略称;「がん特性」)、「がんの診断と疫学・化学予防」(略称;「がん診断と疫学」)、「基盤研究に基づく体系的がん治療」(略称;「がん治療」)の5領域を有機的に組織化し、5領域全体の研究方針の策定や企画調整、がん研究推進において必要な支援体制の充実や、国内外への発信や情報交換を図る為の研究組織として機能する。そして、がん研究全体に必要な、モデル動物と資材の供給、広報・企画、情報収集と提供、若手研究者の育成などの支援組織を設置し運営する。また、先端的科学技術の導入に基づくがんの本態解明の飛躍的推進に寄与するため、新しい発想に基づくがん研究や、新技術の開発を推進するための研究項目を設定する。本領域は厚生労働省が支援するがん研究体制との連携の窓口としても機能するものとする。一方で、諸外国のがん研究との協調をも推し進めていくことを目的とする。本領域を含め、5領域全体において実質的な研究は平成17年度から開始されることになっており、本年度はその開始に向けた今後の方策について様々な観点から検討を行った。具体的には平成17年度からの計画研究・公募研究全般についての基本推進方策の検討を行った。そして、本領域で運営されることになる倫理委員会の設置、国際交流委員会の設置とその推進方策についての検討をも行った。広報活動の一環として、「がん特定」ホームページの立ち上げを行った。これらの方策についての事項についてはすべて総括班会議を開催、あるいはメールでの意見交換などによって、総括班班員の合意を得ながら決定した。
すべて 2005 2004
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