研究課題/領域番号 |
16061101
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中村 祐輔 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70217909)
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研究分担者 |
稲澤 譲治 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (30193551)
浜島 信之 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30172969)
上田 龍三 名古屋市立大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20142169)
高橋 隆 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50231395)
田島 和雄 愛知県がんセンター, 研究所, 部長 (30150212)
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キーワード | オーダーメイド医療 / 分子標的 / 民族疫学 / プロテオミクス / 化学予防 / SNP / ゲノム |
研究概要 |
ヒトゲノム研究やプロテオミクス研究が急速に進展し、それらの情報を基盤に個々の患者のがんの発生と増殖、浸潤や転移、薬剤耐性などの悪性形質獲得にいたる病態を取り詳細に把握することが可能になりつつある。また、SNPなどの遺伝子多型研究を体系的かつ網羅的に実践することによって、発がんリスクなど、これまで体質と呼ばれてきたものを科学的に解明することも必要である。これらの情報は個々の患者にもっとも適切な予防法や治療法を提供する基盤となるものと期待されている。さらに、研究成果をナノテクノロジーに代表する新しい技術と積極的に融合することによって、新しいがんの分子診断法の開発、オーダーメイド医療実践への応用、がんの発症前診断技術の確立、そして、がん化学予防をエビデンスの基づいた形で推進していくことにつながるものと考えられる。本研究領域は、がんの予防やオーダーメイド医療の基礎研究から臨床応用につながる研究を包括的に取組み、これらを有機的に連携させることによって、がんの予防を進めると共に、QOLの高いがんの治療の基盤を構築することを目的とするものである。また、発がんリスクなど体質や個々のがんの個性を科学的に解明し、がんの予防やオーダーメイド医療の基礎研究から臨床応用につながる研究を推進する。本年度は、これらの目的に合致した計画班員の策定・研究を推進するための方策に関する会議を開催した。
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