研究課題/領域番号 |
16067101
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
丹治 順 東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10001885)
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研究分担者 |
木村 實 京都府立医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40118451)
狩野 方伸 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40185963)
三品 昌美 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80144351)
貫名 信行 独立行政法人理化学研究所, BSI, 主任研究員 (10134595)
井原 康夫 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60114386)
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キーワード | 脳機能 / 統合的研究 / 学際的研究 / 脳科学 / 脳の高次機能 / 神経回路 / 分子脳科学 / 脳病態 |
研究概要 |
脳機能の統合的解明のために、国内における多次元の脳研究をバランス良く進め、優れた研究を推進し、かつ有機的に結びつける目的で、以下の研究活動を実施した。まず総括班会議ならびに企画調整委員会を3回にわたり開催し、「統合脳」5領域全体としての研究プロジェクトの目的と特徴を踏まえて、全体的構想を再確認し、全体計画を審議した。さらに5領域の目標と研究の見通しと実現性を再検討し、プロジェクトの実現方策について詳細に検討した上で、包括的な研究目標と活動計画を策定した。さらに、総括班としての具体的活動計画を立案した。 総括班の企画行事として、以下を実施した。 (1)公開シンポジウム「統合的脳研究への新展開-新特定領域研究の発足にあたって」を開催した。国内における従来の脳研究の特性と問題点を考察し、脳に関する大型プロジェクト研究の経緯を検討し、今後の研究推進方策を考察し、議論した後に、わが国を代表する脳研究の紹介を行った。 (2)脳活動計測新技術ユーザー検討会を開催した。7名のパネラーの報告をもとに、脳活動計測のための先進的な新技術の必要性と具体的新技術開発のFeasibilityを議論し検討した。 (3)企画研究会「高次脳機能研究の新展開」を開催した。15名の演者がそれぞれ脳の高次機能に関する研究の現状と将来計画を発表し、研究の今後の展開を検討した。 (4)市民公開講座「脳科学の集い」を開催した。2名のゲストスピーカーにより脳研究の意義と今後の展開、そして脳研究の社会に対する貢献と期待に関する解説が行われた。次いで「先端的脳研究」プロジェクトの総括と研究内容の報告があり、さらに「統合脳」プロジェクトの意義と研究計画を紹介する解説講演を行った。 さらに研究支援班会議を開催し、「統合脳」プロジェクトにおける研究支援の趣旨と基本的戦略を審議し、具体的な支援方策について、大綱的計画を策定した。
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