領域の設定した5つの研究項目「情報認知のメカニズム」、「行動と運動の企画と制御」、「情動の生成と制御」、「大脳による高次情報処理」と「言語とコミュニケーションの脳内メカニズム」について、計画研究17課題と公募研究35課題の研究活動を推進した。1.夏の領域会議(平成21年8月10日、札幌):計画研究代表者が研究目的、計画と現在までの成果を口演発表し、領域の全構成員によって議論し批判やアドバイスが多く出された。2.夏のワークショップ、統合脳・サテライトシンポジウム(8月9-12日、札幌):領域の全構成員が参加し、4日間にわたって異なる研究分野の先端的な成果と展望について講演と討論を行った。3.第1回拡大総括班会議(8月10日、札幌):領域会議の推進方針の確認と、研究連携について討論と確認を行った。4.シンポジウム、冬の領域会議(12月17-19日、東京):統合脳の他の4領域と合同で21年度の代表的な研究成果について公開シンポジウムを行った。本領域からは田中啓治計画班員が研究成果に関する講演をおこなった。領域会議では、本年度の研究成果について公募研究代表者が口演発表ならびにポスター発表を行った。5.冬のワークショップ(平成22年1月12-14日、北海道):「脳と心のメカニズム」研究グループ他と共同開催によって、9名(外国人2名)の招待講演と60演題のポスター発表によって活発な研究討論を行った。
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