研究課題/領域番号 |
16069101
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
狩野 方伸 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40185963)
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研究分担者 |
五十嵐 道弘 新潟大学, 医歯学総合研究科, 教授 (50193173)
真鍋 俊也 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70251212)
大森 治紀 京都大学, 医学研究科, 教授 (30126015)
渡辺 雅彦 北海道大学, 医学研究科, 教授 (70210945)
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キーワード | 神経回路 / 形成 / 機能的成熟 / 機能発現 / 神経細胞 / シナプス / 発達 / 可塑性 |
研究概要 |
本研究は、脳の神経回路の機能解明を目指す特定領域研究(領域番号020「神経回路機能」)の総括班として、研究方針の決定、研究項目の策定、研究の評価と情報発信などを行う。脳の最大の特徴は、それを構成する神経細胞が単独で機能するのではなく、多くの神経細胞がシナプスを介して連絡することによって神経回路を形成し、さらに神経回路が集積してシステムとしての脳が構成されることである。したがって、脳機能の理解の目的には、その構成素子を対象とした分子レベルの研究に立脚し、神経回路の働きと脳全体のシステムとしての働きを解明する必要がある。そこで、本研究領域には神経回路が「形成」され、「機能的に成熟」し、「特異的な機能を発現する」過程のメカニズムを明らかにする目的で、研究項目A01「神経回路の形成」、研究項目A02「神経回路の機能的成熟」、研究項目A03「神経回路の特異的機能発現」という3つの研究項目を設定した。 平成16年10月2日に、領域番号018「統合脳」の総括班の主催で、「統合的脳研究への新展開」というシンポジウムが開催された。ここで研究分担者の大森がこれまでの神経回路研究について紹介するとともに、本研究代表者の狩野が、今後の研究の進め方に関して講演した。また、(領域番号020「神経回路機能」の計画研究班員全員と評価委員がシンポジウムに出席した。多くの研究者及び一般聴衆の参加があり、本研究領域の目指すところとその意義について、広く知らしめることができた。 また、平成16年11月12日に総括班員と評価委員が一同に会して、総括班会議を開催し、今後の本領域全体の研究の進め方について種々意見交換した。その後、11月12日〜13日に、本領域の計画研究班員全員と評価委員全員が参加して班会議を開催し、各計画研究の経緯と今後の研究の進め方について討議し、研究の方向付けを行った。
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