研究課題
班会議を統合脳5領域合同で平成18年8月21日〜25日(札幌、北海道厚生年金会館)および平成18年12月17日〜19日(東京、学術総合センター)に実施し、班員が各自の研究成果を発表すると同時に分子脳科学領域内に留まらず広く統合脳5領域の班員と研究成果を共有し討議する場とすることにより、統合的脳研究を推進した。班会議の機会に、統合脳5領域の班員が参加するワークショップおよび公開シンポジウムを開催した。第8回総括班会議(平成18年4月7日)、第9回総括班会議(平成18年8月24日)、第3回計画班会議(平成18年8月24日)、第10回総括班会議(平成18年12月17日)、第11回総括班会議(平成18年12月18日)および第4回計画班会議(平成18年12月19日)を開催し、分子脳科学領域の推進、班会議の運営、領域の評価、ノックアウトマウス支援、プロテオミクス支援、分子脳科学領域の広報、ワークショップ準備などについて検討した。具体的には、分子脳科学から統合脳科学への発展を実効的に裏打ちする方策として、「脳科学におけるプロテオミックス手法の開発と普及」、「C57BL/6由来ES細胞を用いたコンディショナルノックアウトマウス作成支援」および「大規模データ解析による遺伝子改変マウスの行動テストバッテリーの標準化・効率化」を取り上げ、統合脳支援班の協力により昨年に引き続き実行に移した。また、タンパク3000(中川敦史大阪大学蛋白研教授)との共同研究会(公開:2007年1月13-14日自然科学研究機構岡崎カンフェレンスセンター、非公開:2006年5月26、27日大阪大学蛋白研究所)を開催し、構造生物学とプロテオミクス、脳科学の相互理解とプロテオミクス技術の脳科学者への普及を図った。さらに、分子脳科学の活動を広く周知するために、パンフレットを作成し、配布した。
すべて 2007 2006
すべて 雑誌論文 (7件)
Neurosci. Res. 58(in press)
Neuron 53
ページ: 519-533
Neuroscience 145
ページ: 1007-1015
Cerebral Cortex 16
ページ: 929-940
J. Cell Biol. 174
ページ: 773-778
J. Neurobiol. 66
ページ: 929-939