研究課題
分子脳科学から統合脳科学への展開を図るために、総括班会議、計画班会議および班会議等を開催し、推進方策を検討するとともに最新の研究成果を交換した。分子脳科学領域全体の目標に向かって研究を推進するために班会議などで繰り返し分子脳科学領域の旧標を説明した。その結果、分子脳科学領域から統合脳科学への発展における各班員の自覚が高まり、共同研究や支援策による効果も相俟って統合的脳研究への展開が促進された。さらに、分子脳科学から統合脳科学を目指して研究を進めるためには多方面の専門的な知識と技術を必要とする場合が多く、分子脳科学から統合脳科学への発展を実効的に裏打ちするために、「脳科学におけるプロテオミックス手法の開発と普及」、「C57BL/6由来ES細胞を用いたコンディショナルノックアウトマウス作成支援」および「大規模データ解析による遺伝子改変マウスの行動テストバッテリーの標準化・効率化」などの支援策を継続した。さらに、脳活動の計測、遺伝子制御、イメージングの新規な方法論を開発している海外の研究者を招聘してワークショップ、シンポジウムを開催した。また、班員が互いに方法論や情報を共有し、分子脳科学から統合脳科学を目指す本領域の更なる発展を促すことを目的に、班員から分子探索、イメージング、機能解析、モデル動物などの方法論を記述した論文や総説を集め、方法論を切り口として分子脳科学領域における研究の成果をとりまとめた小冊子「分子脳科学実験法」を作成し、班員に配布した。これらの努力もあって、分子脳科学領域の班員間のみならず統合脳5領域の班員との問で共同研究が活発に行われており、一流誌に多くの研究成果が報告されており、高いレベルの研究が展開された。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 12件)
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