研究課題/領域番号 |
16073101
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福山 透 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (10272486)
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研究分担者 |
小林 資正 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (40116033)
佐々木 誠 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (80235267)
谷野 圭持 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40217146)
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キーワード | 生体機能分子 / 稀少活性天然物質 / 各種標識分子 / 革新的合成反応 / プローブ / 有機合成化学 / 生物有機化学 / 大型機器 |
研究概要 |
本研究では、特異で重要な機能を持った稀少活性天然物質とその各種標識分子や設計分子などの「生体機能分子」を高効率的かつ独創的に創造する合成プロセスの確立とそのための革新的合成反応の開発、これら生体機能分子をプローブとして分子レベルでの生命機能の解明を総合的に推進することを目指している。この問題の解決には、有機合成化学の力を結集するとともに、分子生物学、生物有機化学に精通した研究者を所属機関の枠を越えて結集し、各研究者の間での緊密な情報交換に基づく共同研究の促進が不可欠である。総括班では、本特定領域研究の円滑な遂行のため、全体計画の運営と取りまとめを行っている。本年度は、研究の遂行に必須となる大型機器(NMRとMass)の導入を行い、共同利用に活用する準備を達成した。また、それぞれの研究項目における計画研究も開始し、これらの各班員の研究の進行状況の迅速な公開と情報交換のためにホームページの充実も行った。また、ホームページでは本研究分野を一般の方に啓蒙するためコーナーの設立も検討した。さらに、有機合成化学を専門とする班員を中心として、有機反応論の反応機構の問題集作成に協力した。これらは研究の推進だけでなく、本研究分野の一般社会における底辺拡大に貢献していると考えている。また、次年度から始まる全体シンポジウムにおいて、領域研究の評価グループからの意見を全体計画に円滑の反映させるための内容の検討を行った。さらにシンポジウムでは、討議を充実させるために各班員全員のポスター発表を行なうことを計画しており、その準備も整えた。さらに、ポスターの内容をショートレポートとして班員専用のサイトに掲載することも計画した。
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