研究分担者 |
蓬田 清 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70230844)
宮町 宏樹 鹿児島大学, 理学部, 教授 (30182041)
谷岡 勇市郎 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40354526)
高橋 浩晃 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30301930)
吉澤 和範 北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70344463)
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研究概要 |
17年度は、5観測点の設置を行った。6月末に、サハリンの2点、TymoskとOkha観測点が、8月には、ハバロフスク州の2点、KhabarovskとGorney観測点が、9月末に、沿海州のTerney観測点が稼動した。これらは、当初計画どおりの地点に設置された。 データ収録システムは、地震計には,G.STRECKEISEN AG社製STS2型広帯域地震計とマークプロダクツ社製短周期地震計L-4C-3D(固有周期1Hz)を採用した.観測波形の収録には白山工業社製LS-7000XTを用い,広帯域地震計および短周期地震計とも,サンプリング周波数100Hz,24ビットA/Dでデジタイズされ,LS7000XT内蔵のコンパクトフラッシュ(CF)カード(容量2GB:約90日間の連続波形データが収録可能)に連続記録される.LS-7000XTの刻時は1時間毎にGPSにより自動校正される. 停電対策として,商用AC電源により常時充電されているバッテリー(12V80Ah)から,これらの観測機器すべてに電源が供給されている.また,LS-7000XTは内蔵のLANポートを経由して,パソコン(SONY社製VAIO・PCG-79EP・ロシア語版WindowsXP)に接続され,パソコン上で観測記録のモニターを可能にしている.データは、フラッシュメモリーをサハリンに集中して、保存され、適宜、日本へ搬送され、日本でのアーカイブに保存されるようになった。 本年度は、来年度の設置に向けて、カムチャッカ半島の西側の2観測点、PalanaとZoboreva、ハバロフスク州のOkhotsk観測点、沿海州のUslisk観測点の下見を行った。
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