研究課題/領域番号 |
16075203
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金沢 敏彦 東京大学, 地震研究所, 教授 (30114698)
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研究分担者 |
川勝 均 東京大学, 地震研究所, 教授 (60242153)
塩原 肇 東京大学, 地震研究所, 助教授 (60211950)
篠原 雅尚 東京大学, 地震研究所, 助教授 (90242172)
望月 公廣 東京大学, 地震研究所, 助手 (80292861)
杉岡 裕子 海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (00359184)
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キーワード | スタグナントスラブ / 海底地震計 / フィリピン海 / 広帯域地震観測 |
研究概要 |
本年度は、3年間に渡る長期海底広帯域地震観測の開始、来年度以降に使用する為の観測機材などの調達、及び来年度の観測に必要な研究船の利用公募への申請を行った。 昨年度、海洋研究開発機構の深海調査研究公募に申請し採択された観測航海を、海底電磁気観測を行うグループ(計画研究エ)と合同で実施した。10月5日和歌山出港、26日グアム入港の22日間の航海で、本特定領域研究期間中に広帯域海底地震計・海底電磁力計の設置を予定する21箇所全てでの精密海底地形調査をすると共に、広帯域海底地震計(BBOBS)12台及び海底電位磁力計(OBEM)11台を設置する計画であった。BBOBSとOBEMの観測機器の設置は全て完了することが出来たが、海域内で停滞した台風を避け待機した為、海底地形調査のみを実施する観測点へ行くことは割愛した。使用機材は、CMG-3T(帯域:360秒〜50Hz)を搭載した自己浮上方式の65cmチタン球型BBOBSで、3成分速度記録・100Hzサンプリング・24bitA/D(実効20bit)、起動から13ヶ月後に記録停止の設定とした。うち4台にはIFREEで開発したDPGセンサー(精密差圧計)を追加装備している。 調達した機材としては、主にBBOBSを6台分購入した。また、地震研究所内で観測データを蓄積・解析するのに必要なサーバー機なども導入した。 来年度の観測では、本年度設置した機器の回収と新規に用意する機器の設置を行い、長期海底観測を継続するため、海洋研究開発機構の深海調査研究公募を通じて研究船「かいれい」の利用を申請し、ほぼ要望した期間通りに採択されている(2006年10/29〜11/20)。 また、2006年2月には、地震波データ解析グループ(計画研究イ)などと合同の年次会合を催し、既存データでの解析結果・準備状況の確認・来年度以降のデータ解析方針や担当、について議論した。
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