特定領域研究の最終年度として、これまでの成果をもとに研究活動を展開させた。総括班としての成果を以下に列挙する。 (1) 2008年11月7日〜10日に第7回アジア・パシフィックワークショップとの共催で、東京大学安田講堂において国際会議The Internat ional Symposium on Anomalous Quantum Materials 2008 and the 7^<th> Asia-Pacific WorkshoP (ISAQM2008 & The 7th A PW)を開催した招待講演者(海外からも含む)23名と参加した研究者は350名であった。 (2) 2008年11月17日〜18日に「新しい物理を生む新物質若手の会」第4回会議「新しい物質と新しい物理 : 若い世代からの提案 」を神奈川県箱根パークス吉野で開催した。参加した研究者は、本領域外からの参加を含めて45名であった。 (3) 2008年11月29日〜12月1日に東京大学武田ホールにおいて、本特定領域を含めた6特定領域研究「異常量子物質の創成」 「 スーパークリーン物質で実現する新しい量子相の物理」 「100テラス領域の強磁場スピン科学」 「スピン流の創出と制御」「配列ナノ空間を利用した新物質科学」「フラストレーションが創る新しい物性」の共催で「スピンが拓く物性科学の最前線一6特定領域合同研究会」を開催した。本領域からは領域レビューとして「異常量子物質と超伝導」と題し、領域代表の秋光が講演を行った。このような特定領域を横断する研究展開は今後にもつながるであろう。 (4) 2009年1月5日〜7日に東京大学駒場IIキャンパス東京大学生産技術研究所・コンベンションホールにおいて、2008年度成果報告会を開催した。計画研究のすべての研究代表者・分担者、公募研究の全ての研究代表者に口頭発表を行ってもらい、ポスター発表については領域内外に公募した。 (5) 総括班会議を11月9日と1月5日の計2回開催し、研究成果のまとめに対して意見交換を行った。 (6) ニュースレターを4回刊行し、webサイトの更新によって、広報活動に力を注いだ。
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