研究課題
1995年の太陽系外における木星型巨大惑星の発見を契機に、惑星系研究の場は、もはや太陽系に閉じる必要はなくなった。これまでに発見されている多数の惑星系は私たちの太陽系と似ても似つかず、その多様性を理解するためには、むしろ太陽系以外の惑星系の成り立ちとその形成を理解することが重要である。本研究において、私たちは従来の天文学・惑星科学の枠を取り払い、国内で最も活発なグループを組織し、原始惑星系円盤(以下、円盤と略す)から太陽系外惑星系に至るまでの研究を系統的に集中して進め、太陽系形成を含む惑星系形成の統合的理解と、第2の地球探しの第一歩というべき太陽系外惑星系の直接検出の一番乗りを目指す。私たちは、このような円盤から惑星に至る連続的な研究を統括して『太陽系外惑星科学』と名付ける。本年度、総括班においては、(1)各研究項目・計画研究の研究進捗の計画確認のための総括班会議を開催し、(2)各研究項目・計画研究の研究推進のための小研究会を促進し、(3)領域全体の研究促進のための大研究会の計画を開始し、(4)海外の関連研究会等における成果発表を実行・促進し、(5)海外大プロジェクト(TPF/Darwin)との国際協力について相手側研究者と議論した。さらに、3つの項目:研究項目A01:観測による系外惑星科学の展開研究項目A02:理論・実験による系外惑星科学の展開研究項目A03:層技術開発による系外惑星科学の展開の連携を深めるためのセミナー等を開催した。
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