研究課題
コイルの組み込みおよび運動との連成解析が可能な三元磁場解析ソフトウエアを用い、産総研ですでに試作した球面多自由度同期モータのモデルを作成した。平成17年度以降、多自由度同期モータの実験結果とモデル解析結果の比較を行い、プログラムのチューニングを行った上で高性能多自由度モータの設計につなげていく。多自由度モータの位置座標計測用に非接触三次元座標計測機を試作した。本座標計測機は産総研が有する首振りてこ機構および球面モータの特許を組み合わせたレーザトラッキングシステム4台で構成され、計測対象物の近辺に任意に設置することにより計測対象物の三次元座標をサブミクロン単位で計測できる。レーザトラッキングシステム単体についてトラッキング性能と距離計測の分解能を計測し、三次元位置計測に必要な性能が得られていることを確認した。平成17年度にレーザトラッキングシステム4台による三次元位置計測実験を行い、計測精度を確認するとともに、平成17年度に開発する多自由度モータの三次元位置座標計測に適用する。国際会議Speedam、日本機械学会全国大会、科研第1回公開シンポジウムにおいて多自由度モータの研究開発動向、利点、課題、応用について講演を行い、多自由度モータ開発の必要性を示した。日本機械学会全国大会、電気学会リニアドライブ研究会においてレーザトラッキングシステムについて講演を行い、その簡便さと計測精度の高さを示した。「アクチュエータ工学」において、電磁型アクチュエータの基礎および多自由度アクチュエータへの展開についてやさしく解説し、多自由度アクチュエータの必要性を示した。
すべて 2005 2004
すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)
「ブレイクスルーを生み出す次世代アクチュエータ研究」第1回公開シンポジウム資料 1巻
ページ: 63
Proceeding of Symposium on Power Electrics, Electrical Drives, Automation and Motion 2巻
ページ: T3A-21
日本機械学会年次大会講演論文集 4巻
ページ: 265
日本機械学会年次大会講演論文集 8巻
ページ: 39
電気学会リニアドライブ研究会資料 LD-04-79
ページ: 1