研究分担者 |
辛 埴 東京大学, 物性研究所, 教授 (00162785)
樋口 透 東京理科大学, 理学部, 助教 (80328559)
尾山 由紀子 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (00345373)
田中 和彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 技術職員 (20456156)
小林 清 物材機構, 燃料電池センター, 主任研究員 (90357020)
三好 正悟 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (30398094)
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研究概要 |
電子分光を用いた物理的手法と電気化学的測定を織り交ぜて,ヘテロ界面近傍における電子構造の変調と電気化学的特性,特に速度論的性質に現れる化学特性の変化を検討した.正逆光電子分光,軟X線分光,共鳴電子分光の各種方法を組み合わせて酸化物表面でのバンド屈曲および表面準位形成による電子状態の変化を明らかにした.これらの手法と電気化学的測定で得られる特性との相関を検討した.BaPr_<1-x>Yb_xO_3の伝導特性は電子-ホールペアの強い相互作用による特異な電子構造に起因し,Pt微粒子を粒界に分散させたCe_<1-x>Gd_xO_2における伝導度の向上は界面への酸素空孔注入メカニズムで説明した.さらに,電気化学的に分極した状態下での硬X 線光電子分光の測定手法を確立し,電子-イオン混合伝導体の不定比性変化に伴う変化を観察した.
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