研究課題/領域番号 |
16080104
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
町田 憲一 大阪大学, 先端科学イノベーションセンター, 教授 (00157223)
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研究分担者 |
佐藤 次雄 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (90091694)
福永 博俊 長崎大学, 工学部, 教授 (10136533)
小松 高行 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (60143822)
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キーワード | 階層的形態制御 / 希土類系物質 / 電磁物性 / 光学物性 / ソルボサーマル法 / レーザーアブレーション法 / 原子加熱法 / 合金直接窒化法 |
研究概要 |
本支援班では、本領域研究が目ざす以下の目標、すなわち、(1)パノスコピック形態制御技術の開発、および希土類系物質への適用と確立、(2)パノスコピック形態制御による希土類系物質の高次電磁物性の評価と発現機構の解明、(3)パノスコピック形態制御による希土類系物質の高次元物性の評価と発現機構の解明、および(4)パノスコピック形態制御による希土類系物質の高次機能の設計と高度利用を、導入する大型設備備品等を有効に活用することで、基礎および応用分野共に有用な物性や反応性、配位機能等々を有する希土類系物質の創製とその有効利用を円滑にはかることを目的として研究を進めた。平成17年度の研究実績は以下の通りである。 (1)本学先端科学イノベーションセンター先導的研究棟にフェムト秒レーザ照射システムを導入し、試料の加工システムを確立した(担当:町田)。 (2)同様に、液体窒素冷却型CCD検出器を導入し、上記のシステムと結合することで、レーザ照射部の組成および構造変化を分光学的に解析するシステムを追加整備した(担当:町田)。 (3)自動3ヘリウム冷凍機を導入し、前年度に主要大型設備備品として導入した低温電磁物性評価装置に装着することで、より低温で物性の測定を制御できる装置に改良した(担当:町田)。 (4)上記で導入した装置を用いて、A01班からA04班の関連分野の研究代表者および同研究分担者の利用仕様に合致する様に部品等を装着した。A02班の巨海グループ等が上記装置を有効活用し研究を進めた。なお、試料の調製および加工等々は町田が保有するものを使用した(担当:佐藤、福永、小松、町田)。 (5)領域の全体会議または班会議において装置仕様や使用実績を報告し、装置の有効利用と改良を行った(担当:町田)。
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