研究課題
核融合炉心プラズマの実現のためには、生成されるα粒子がプラズマ内部に閉じ込められ、そのエネルギーを十分にプラズマに伝達しているか否かが鍵である。よってその閉じ込めを左右する因子と機構を解明することは、燃焼実験の中心課題の一つとなる。本研究では1. アルファ粒子の閉じ込めと損失機構の解明に不可欠な計測法の開発、2. 自己加熱プラズマ研究で特に開発を必要とする計測法の開発と、さらに3. アルファ粒子に関わる機構解明のための実験、の3つのグループでの活動が有効に行われるよう調整をはかり、その有機的な結合により新時代に即した計測法の開発と炉心プラズマ研究を展開する。特定領域活動5年目の本年度は、(1) 総括班会議、および評価会合を開催し、さらにメール審議や個別の打ち合わせ等を行い、今年度全体方針、実施計画、次年度方針等について議論を行った。(2) レーザー・ミリ波計測とプラズマ対向ミラー照射効果に関する国際ワークショップを開催した。(3) 国内シンポジュームを開催し本領域の成果を紹介し熱核融合実験での当該計測に関する研究討論を行った。(4) 第14回ITPA計測専門家委員会(スイス)、第15回ITPA計測専門家委員会(インド)、その他の国際会議(プラズマ理工学国際会議2008、22nd IAEA Fusion Energy Conference等)にメンバーを派遣し研究成果発表、最新情報収集を行った。(5) 国際熱核融合実験炉での計測に関する課題抽出活動を行い、ホームページ等で発信した。(6) ホームページ・ニュースレターにより本研究の意義、研究活動、プロジェクトの動き等について発信した。また、いくつかの国内/国際会議での招待講演で本研究活動の紹介を行った。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (10件)
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