研究概要 |
(1)全体会議の開催:特定領域研究に今年度から公募研究が加わり,この代表者を含めた班会議を9月9,10日に開催した.この会議には,計画班代表,分担,評価者および各研究室のスタッフや学生が東京大学工学部会館に集まり,計画班代表と後部代表が発表会を行った.特にチャレンジングなテーマである細胞への1分子応用について議論がなされた.また,この会議で,全体の研究方向の確認,各計画研究班の研究計画の確認,生体ナノシステムの制御領域の現状の分析などをおこなった.約80名の参加者と44件の発表が行われた. (2)特定班員(広瀬恵子と安永卓生がオーガナイザー)が中心となり,生物物理学会においてシンポジウム「分子モーターシステム:その構造情報の流れと分子メカニズム」が12月に開催された. モータータンパク質の分子レベルの運動メカニズムが議論された. (3)生体運動の合同班会議を利用して,特定班員の発表と,全体会議が開かれた.来年度の予定や2006年に開催予定の国際会議について議論された. (3)ホームページの開設:生物モーターに関する最新情報をホームページで開示を1月より開始した。 (4)2月28日に東京大学の理学部真行寺研と工学部の富重研が中心となり,顕微鏡の実習が行われた.特定領域から11名の参加者があり,午前10時より6時まで,顕微鏡の利用説明と実演および体験的な顕微鏡操作を行った.多くの方から,貴重な体験であったとの感想を得た.
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