研究概要 |
本領域の目的は,タンパク質分子の制御機能と細胞の制御機能とを関連づけて理解すると同時に,細胞の制御機構を統合的に理解することである.そのために,本領域の目的は,タンパク質分子の制御機能と細胞の制御機能とを関連づけて理解すると同時に,細胞の制御機構を統合的に理解することである.本領域では研究項目を3つに分ける.ナノシステムの構築と制御機構(A01)では,精製した複数の運動タンパク質や制御タンパク質等を用いてナノシステムを再構築し,1種類のナノシステムの運動や制御のメカニズムを解明する.このために,複雑な運動と制御を観察できる1分子解析法と電顕トモグラフィー法を開発する.高次ナノシステムの制御(A02)では精製したタンパク質だけでなく,細胞内の複数のナノシステムで構成された高次ナノシステムの制御を理解する.特に新しい高次ナノシステムの構築を行い,新しい角度から構造・制御機能を解明する.細胞内ナノシステムの統合(A03)では細胞内の輸送や運動に関与するナノシステムの時空間解析を行い,高次ナノシステムで得られた結果と照らし合わせ統合的な理解をおこなう.高精度で時空間解析するために,新しい3次元イメージング技術の開発を行う. 須藤研との共同研究を行っているポスドク1名と事務員1名を雇い,研究と事務の効率化を図った.さらに,次に示す実習や全体会議費用にも充てた. 2006年4月14日第2回顕微鏡実習(東北大 樋口研) 2006年9月1-3日第5回全体・総括班会議 国際シンポジウム(宮城県松島町) 2007年1月7-9日第6回全体・総括班会議(金沢市)
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