研究課題
本研究領域は、真核細胞の遺伝情報を保持し、発現させる基本構造体である細胞核を研究対象とし、その機能を構造構築のダイナミクスに立脚して統合的に理解することを目的としている。このため、本総括班では、領域内での研究の有機的な融合のため、定期的に開催する班会議を最も重要視し、班会議での発表、討論に基づいて、内部評価を厳密に行なうとともに、活発な意見交換、情報交換を促すことにより、各研究者が相互に影響を及ぼし合い、学際的な相互交流が進展することを目指している。この目的に沿って、本年度は、第5回領域班会議を2008年10月27日〜29日の3日間、京都ガーデンパレスで開催した。同会議では、計画班・公募班を問わず、班員すべてが研究成果や今後の計画を発表し、他の班員、総括班評価担当委員からの評価を受けた。同時に、前日の10月26日に、第8回総括班会議を開催し、主として本研究領域の活動をどのように総括し、次のステップにつなげていくかについて話し合った。一方、本特定領域のキーワードの1つである「可視化」技術は、日進月歩で開発が進んでおり、それらの技術を用いたデータが蓄積してきているため、昨年度から、本研究領域独自のデータベース作成に着手したが、本年度はさらなるバージョンアップを図った。また、ホームページを随時更新するとともに、2009年3月にニュースレターVol.5を刊行する予定であり、班員間の情報交換に努めるとともに、本研究領域の総括を行う予定である。また、2008年1月に姫路で開催された、第26回染色体ワークショップを後援した。
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