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2005 年度 実績報告書

核内ドメインの局在・動態制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16084205
研究機関広島大学

研究代表者

田代 聡  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (20243610)

キーワード細胞核 / バイオイメージング / 核内ドメイン
研究概要

前年度に導入した多数の蛍光波長を検出することが可能な顕微鏡を用いたマルチカラー免疫蛍光抗体法の確立を行った。直接蛍光抗体法と間接蛍光抗体法を組み合わせることにより、現在対比染色を含めて6種類の蛍光色素を用いた核内ドメインの同時検出が可能となった。この手法を用いて、さまざまな核内ドメインの局在関連の解析を、特に過剰発現されたRAD51が形成するフィラメント状の核内構造体との位置関係の解析を中心に進めている。また、ゲノム修復関連蛋白質が形成する核内ドメインの解析には、核内の限局した領域にDNA2本鎖切断を導入可能な紫外線マイクロ照射法と組み合わせることにより、より詳細なゲノム損傷部位へのゲノム修復関連蛋白質などの集積機構の解明を進めている。
核内ドメイン形成の足場構造と関連すると考えられるRAD51蛋白質が形成する核内フィラメント状構造体の生化学的解析を行うために、FLAG-HA-RAD51安定発現細胞株の樹立を行った。現在、この細胞株を用いたRAD51蛋白質複合体の解析を進めている。
紫外線マイクロ照射法と生細胞実験系を組み合わせることにより、現在ゲノム損傷応答におけるゲノム損傷関連蛋白質の動態解析を進めている。特に、Fluorescence Recovery After Photobleaching(FRAP)法のみならず、iFRAP法、PA-GFP融合蛋白質を用いてゲノム修復蛋白質の野生型や変異型のゲノム損傷応答における蛋白質動態の詳細な解析を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Polycomb group gene mel-18 regulates early T progenitor expansion by maintaining the expression of Hes-1, a target of the notch pathway.2005

    • 著者名/発表者名
      Miyazaki M et al.
    • 雑誌名

      J Immunol. 174

      ページ: 2507-2516

  • [図書] Nuclear architecture : topology and function of chromatin- and non-chroamtin nuclear domains. In "Nuclear dynamics : Approaches from Biochemistry, molecular Cell biology and visual Biology".2006

    • 著者名/発表者名
      Tashiro S, et al.
    • 出版者
      Springer Inc.(In press)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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