研究課題
本総括班は、研究評価ならびに各種会議の開催、若手支援などを通じ、特定領域研究「性分化機構の解明」を強力に推進するための活動を行っている。平成20年度においては9月14日-16日にかけて、福岡市において、国際シンポジウム「International Symposium for Gonad and Brain Sex Differentiation」を開催した。本会議では、38題の招待口頭発表(海外演者18名、国内演者20名)と20題のポスター発表が行われた。本特定領域研究では最終年度にあたり、この国際シンポジウムを特定領域研究の成果を世界に問う機会と位置づけ、米国、英国、ドイツ、オーストラリアなどから、性研究分野における世界の第一線級の18名の研究者を招いた。同時に、この機会を通じ、我が国の若手研究者の力を知ってもらうため、本特定領域研究で活躍している若手研究者に口頭発表とポスター発表の場を与えた。口頭発表、ポスター発表ともに極めて興味深い、そして質の高い発表が行われ、その後に熱気のこもった議論が繰り広げられた。また、多くの海外からの招待演者達が、日本の若手研究者の質の高さに賛辞を与えていたことは、印象深いことであった。以上のように、総括班においては、本国際シンポジウムを立案・開催し、特定領域研究「性分化機構の解明」から得られた成果を諸外国の研究者に発信する機会と、若手研究者が海外の第一線級の研究者と議論する機会を提供した。このような国際シンポジウムは本研究領域の更なる発展には不可欠であり、本特定領域関係者にとっては極めて有意義なことであった。
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http://www.med.kyushu-u.ac.jp/sei