研究課題/領域番号 |
16087101
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
月原 冨武 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (00032277)
|
研究分担者 |
難波 啓一 大阪大学, 大学院・生命機能耕究科, 教授 (30346142)
福森 義宏 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (60135655)
有坂 文雄 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (80133768)
吉川 信也 兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 教授 (40068119)
|
キーワード | 生体超分子 / 構造 / 機能 / X線結晶構造解析 / 電子線構造解析 / 電子顕微鏡 |
研究概要 |
本特定研究では、X線結晶構造解析と電子顕微鏡を組み合わせた方法を主柱に、分光学的手法や理論計算も積極的に導入して、生体超分子の立体構造を原子分解能で明らかにする方法を開発する。さらに、こうして開発された手法を用いて、生体超分子による高度な働きの仕組みを明らかにする。計画研究11課題の他に公募課題30を選んでこれらの研究の推進を図った。また、公募に応募した研究者の中から関連の深い研究者を班友として選んで、研究交流に加わってもらう体制を作った。 領域内の研究交流を促進するために、第1回ワークショップ「生体超分子の構造形成と機能制御の原子機構」(2005年9月8日〜10日、兵庫県立淡路夢舞台)を難波啓一教授(大阪大学)の世話で開催した。班友も含めて124名の参加を得て、24件の口頭発表と53件のポスター発表を中心に活発な討論を行い、研究を深めることができた。ワークショップ期間中の9月9日には総括班会議を開催して、本特定領域研究の進め方等について意見を交わし、評価委員からは助言を頂いた。 本特定研究の研究を広く紹介するために、2005年12月12〜13日に、金沢市のKKR金沢ホテルで「生体超分子-構造・機能解明への果敢なる挑戦」というタイトルで公開シンポジウムを福森義久教授(金沢大学)の世話で開催した。A01,A02,A03班からそれぞれ難波啓一班員、大村敏博班員、吉川信也班員が代表報告を行った。また、金沢大学の安藤敏夫教授には特別講演を、京都大学の藤吉好則教授には最新の膜蛋白質の研究成果を発表して頂いた。このほかに8件の口頭発表と60件のポスター発表によって、活発な研究成果を披露した。これには、班員、班友の他に関連する研究を行っている研究者も含めて110名が参加し議論を深めることができた。 ワークショップや公開シンポジウムに参加した班友や公開シンポジウムでの発表者には、本総括班から旅費の援助を行った。
|