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2005 年度 実績報告書

国際取引における特許・商標権の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16090104
研究機関九州大学

研究代表者

河野 俊行  九州大学, 大学院法学研究院, 教授 (80186626)

研究分担者 熊谷 健一  九州大学, 大学院法学研究院, 教授 (20264004)
茶園 成樹  大阪大学, 大学院高等司法研究科, 教授 (30217252)
島並 良  神戸大学, 大学院法学研究科, 助教授 (20282535)
横山 久芳  学習院大学, 法学部, 助教授 (30313050)
キーワード日本法 / 知的財産権 / 透明化 / 判例翻訳 / 法令翻訳 / 著作権 / 情報の体系化 / 特許
研究概要

特定領域「日本法の透明化」は、判例の翻訳、概説の執筆、法令の翻訳、これらの有機的な総合化、を通して日本法を外から見てわかりやすく透明なものにすることを目的としている。そのために国際取引に関係の深い法分野を横断的に11の計画研究をおいている。その中で、特許班は、著作権班と並んで、わが国の知的財産権法の透明化を推し進める役割を担っている。かかる任務のもとに、今年度は、知的財産権分野における重要判例の選択、翻訳、翻訳チェックの作業を重点的に行った。すなわち数回の研究会を重ね、大審院判決から最近の判決まで、重要と思われるものを分担して選択し、それを翻訳に出し、翻訳を慎重にチェックするという作業を重ねた。その結果、翻訳に当たってのノウハウが獲得でき、また翻訳の約束事項も獲得できるにいたった。この作業は来年度も継続し、ノウハウを充実させていきたい。ところで、重要法令は内閣府が翻訳を進めているが、法令にせよ、判例にせよ、英文化した単体のデータが多く集積しているだけでは、日本法の体系を知らない外国人には使えない。それらのデータを有機的に総合し、関連付ける作業が必要であり、わが計画研究では、著作権班と共同して、この作業にとりかかった。すなわちメンバーで分担して概説を執筆し、それにすでに翻訳した判例情報を織り込んでゆく作業である。これはまだ緒に就いたばかりであり、来年度いっぱいかかるのではないかと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Intellectual property rights, conflict of laws and international jurisdiction : applicability of ALI principles in Japan?2005

    • 著者名/発表者名
      河野俊行
    • 雑誌名

      Brooklyn Journal of International Law Vol.30

      ページ: 865-883

  • [雑誌論文] Copyright Ownership2005

    • 著者名/発表者名
      茶園成樹
    • 雑誌名

      JAPANESE COPYRIGHT LAW (Peter Ganea, Christopher Heath, Hiroshi Saito (ed.)), (Writings in Honour of Gerhard Schricker), Kluwer

      ページ: 31-40

  • [雑誌論文] Copyright Ownership2005

    • 著者名/発表者名
      上野達弘
    • 雑誌名

      JAPANESE COPYRIGHT LAW (Peter Ganea, Christopher Heath, Hiroshi Saito (ed.)), (Writings in Honour of Gerhard Schricker), Kluwer

      ページ: 41-49

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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