研究課題/領域番号 |
16091101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 工学院大学 (2007) 千葉大学 (2004-2006) |
研究代表者 |
市川 熹 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80241933)
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研究分担者 |
野城 真理 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (80014231)
岡本 明 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (10341752)
長嶋 祐二 工学院大学, 工学部, 教授 (50138137)
渡辺 哲也 国立特殊教育総合研究所, 情報教育研究部, 研究員 (10342958)
堀内 靖雄 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (30272347)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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キーワード | バリアーフリー / コミュニケーション支援技術 / 情報福祉 / 聴覚障害 / 視覚障害 / 肢体不自由 / 高齢者 / NASA-TLX |
研究概要 |
総括班として、領域研究の円滑な遂行を目指し、領域全体の統括、計画研究班の調整(調整班を有効に活用する)、全体会議、研究成果報告会を開催した。また、それと同時にメイリングリストを作成・活用し、メイルにて研究全般に関する検討・議論を特定領域研究期間を通じて継続的に行なった。 総括班会議は各年度ごとに3〜4回開催し、全体会議に関する詳細な計画などを議論するとともに、領域全体の研究方針を整理し、各研究項目、各研究計画に関して、横断的な研究計画の策定、問題点の指摘などの議論を行なった。その結果、班間での共同研究なども機能するようになった。また、各計画班共通の視点として、認知的、生理的・身体的特性や行動特性に注目し、障害者や高齢者が情報機器を用いる場合の「心的負荷」(メンタルワークロード)をNASA-TLX法で測定することにより、各種支援技術のユーザビリティを共通に評価する方法論を検討した。障害の種類や程度、また、加齢による影響などを考慮し、共通の指針で評価を行なうことが可能となった。 全体会議では各年度の研究開始時期に研究計画の討議のための全体会議を非公開で開催し、評価担当者による評価コメントをいただいた(2004/10/15, 2005/4/28, 2006/5/12)。 公開形式の研究成果報告会を2005/3/7-8、2005/10/20-21、2005/12/26-27、2008/2/14-16に開催し、各日とも100名程度の参加者を得た。各計画研究班の成果報告以外に特別講演なども手配した。 なお、全体会議ならびに成果報告会では、障害者の参加者のために、手話通訳、PC要約筆記(講演音声を文字としてリアルタイムに画面上に投影する)による情報保障を提供すると同時に車椅子参加者のための会場のバリアフリーにも配慮した。 成果の海外発信として、関連国際会議(ICCHP 2006, IEEE EMBC 2006)にて特別テーマセッションを開催した。さらに電子情報通信学会で「情報福祉」論文特集号を刊行した。
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