研究課題/領域番号 |
16091102
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三浦 利章 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00116104)
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研究分担者 |
飯田 建夫 立命館大学, 理工学部ロボティックス学科, 教授 (80268151)
山岡 俊樹 和歌山大学, システム工学部, 教授 (10311789)
原田 悦子 法政大学, 社会学部, 教授 (90217498)
村田 厚生 広島市立大学, 情報科学部, 教授 (10200289)
権藤 恭介 東京都高齢者研究, 福祉振興財団東京都老人総合研究所, 痴呆・介入グループ研究員 (40250196)
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キーワード | 加齢 / 知覚 / 注意 / メンタルモデル / エラー / 認知 / 運動出力 / 社会・心理的調査 |
研究概要 |
(1)基礎的知見の蓄積 平成16年度においては、特に来年度以降の研究で必要となる基礎的な知見の蓄積を目的とした研究を行なった.すなわち、6人の研究者が中心となった各計画班において来年度以降予定している総括的・統合データベース作成を目指した研究が行なわれた。具体的には、データベース班(飯田)は既存のデータをもとにデータを分析するためのデータベースの形態や統計手法の開発を行なった。また、知覚・注意班(三浦)はコンピュータと質問紙の両側面がち有効視野特性の検討を行ない、認知(メンタルモデル)班(山岡)は、高齢者の参加しやすい環境を用いて高齢者のメンタルモデルと状況認識の記述を行なった。認知(エラー)班は、実験室内で高齢者の抑制機能の低下を検討するための課題を検討した。運動・出力班(村田)は高齢者による視線入力デバイスの利用における利点と欠点を明らかにするための研究を行なった。さらに、社会・心理班(権藤)は来年度に行なう予定である機器使用に関する社会・心理的要因の調査に向けた予備調査を実施し、高齢者の日常における機能評価と機器使用について検討した。具体的には,過去の生活歴と現在の利用状況の関連性を半構造化面接により情報を得た。 これらの研究より、データベース構築における登録の際に有効な実験データの選定を行なっていく。 (2)各研究班での研究報告による知見の統合 本年度内に数度に渡って各計画班における研究の進捗状況と知見の統合を目的とした会議を行なった。その中で、計画班間における調整と、データ報告に基づいた知見の統合と相互関連性について討議された。
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