研究課題/領域番号 |
16092221
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
櫻井 幸一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (60264066)
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研究分担者 |
田端 利宏 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (80359942)
酒井 康行 三菱電機株式会社, 情報技術総合研究所, 主任研究員 (80426585)
高木 剛 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (60404802)
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キーワード | 暗号 / 認証 / 情報基礎 / 数理工学 / 情報システム |
研究概要 |
断片的に提案されている暗号アルゴリズムへの種々の実装攻撃に対して計算論的な立場からその限界を明らかし、現実性のある脅威かどうかの客観的評価指標を検討した。また、耐タンパ性を有するワードウエアを仮定し、公開鍵暗号を利用せず、非対称原理を実現する暗号システムの設計を行った。研究最終年として、最新研究動向とまとめを行った。暗号システムの実装攻撃への安全性としては、情報理論的な尺度を用いて、安全性の議論がはじまっている。耐タンパ性を有する計算機環境としては、特殊なハードウエアを仮定せずに、OSやVMなどのミドルウエアで、耐タンパ環境を実現する研究がおこなわれることが注目される。今後は、こうした新しい試みに対する計算機科学的・理論的な、モデル化と考察を考えている。
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