研究課題/領域番号 |
16102002
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
妹尾 達彦 中央大学, 文学部, 教授 (20163074)
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研究分担者 |
新免 康 中央大学, 文学部, 教授 (10235781)
前川 要 中央大学, 文学部, 教授 (70229285)
荒宮 学 山形大学, 人文学部, 教授 (30162481)
田中 俊明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (50183067)
橋本 義則 山口大学, 人文学部, 教授 (60164802)
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キーワード | 都市問題 / 環境問題 / 歴史学的視角 / 東アジア / 西安 / 洛陽 / 北京 / ソウル |
研究概要 |
本研究の目的は、歴史学専攻者の立場から、東アジアの都市問題と環境問題の前近代から近代にかけての変遷を分析することにある。本年度は、5年間の研究計画の第一年度に相当するために、各研究者の専攻分野における関連成果を紹介し、各自の研究の枠組みを提示することにつとめた。そのために、東アジアの諸都市を調査するとともに、4回の研究集会、2回のシンポジウムを公開で開催し、研究分担者と海外共同協力者が集まって、研究成果をもちより、相互に議論を重ねてた。成果は以下のようになる。 (1)第一回国際シンポジウム「東アジアの都市史と環境史-新しい世界へ-」の開催。2005年3月5日・6日の二日間にわたり、日本の中央大学において、国内外の研究分担者・共同研究者14名と関連研究者とが集って、最初の国際シンポジウムを開催した。2日間にわたり延べ300名近くの内外の出席者の参加を得て、問題点の整理をおこなった。その成果は、国際シンポジウムの予稿集『東アジアの都市史と環境史-新しい世界へ-』(2005年3月4日刊行、404ps.)に集約されている。本予稿集は、会議での議論をふまえて増補し、今年度中の正規出版を予定している。 (2)海外協同研究者と密接に協力して、東アジア各都城遺祉の調査をおこない、前近代都市の都市・環境の歴史を考察した。調査対象地は、中国大陸の北京・西安・洛陽、韓国のソウル・公州・扶余、日本の奈良である。この考察の成果は、『都市と環境の歴史学』第一輯(2005年刊行予定)に収録される予定である。 (3)研究集会とシンポジウムの開催。2004年6月からほぼ隔月で研究集会を行い、8月下旬には、中国大陸・長江下流域の都市史と環境史に関するミニ・シンポジウムを開催した。その詳細は、上記『都市と環境の歴史学』第一輯に掲載する予定である。
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