研究課題/領域番号 |
16102002
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
妹尾 達彦 中央大学, 文学部, 教授 (20163074)
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研究分担者 |
新免 康 中央大学, 文学部, 教授 (10235781)
前川 要 中央大学, 文学部, 教授 (70229285)
新宮 学 山形大学, 人文学部, 教授 (30162481)
田中 俊明 滋賀県立大学, 人間文化学部, 教授 (50183067)
橋本 義則 山口大学, 人文学部, 教授 (60164802)
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キーワード | 東アジア / 都市史 / 環境史 / 都城 / 長安 / 北京 / 農業-遊牧境界地帯 / 生態 |
研究概要 |
今年度の研究の重点は、以下の4点においた。すなわち、(1)東アジアの重要都市遺址の調査、(2)調査にもとづく研究成果の公刊、(3)海外共同研究者の招へい、(4)シンポジウム・研究会の開催等である。下記にまとめたように、各研究者の努力によって、予定通り所期の目的を達成することができた。 (1)都市遺址の調査に関しては、中国東北・朝鮮半島都城址調査(2005年4月)、中国北京・南京・中都の都城址調査(同年8月)、中国東北渤海都城趾調査(9月)、ベトナム都城址調査(同年11月)、韓国都城址調査(2006年3月)の計5回実行し、東アジア各地の都市と環境の歴史の相関を、幅広く探った。 (2)研究成果の公刊に関しては、各研究者の単著・編著・共著・雑誌論文を計31篇公刊し、海外調査と研究の成果を広く公にした。 (3)海外共同研究者の招へいは、イギリスからマクダモト氏(ケンブリッジ大学)、中国から李孝聡氏(北京大学)を招へいし、それぞれ、東京でシンポジウムを開催して研究交流につとめた。 (4)シンポジウム・研究会の開催については、国内において、国際シンポジウム3回、研究会10回を開催し、研究の成果を広く開放して、今後の研究進展をはかった。また、上記の海外調査時には、必ず、現地の研究機関で研究交流の会合を開き、最新の成果の交換を行った。 総じて、本研究は、順調に成果をあげており、研究計画年度内の集大成にむけて、着実に進んでいるといえよう。
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