研究概要 |
<レーザーアブレーションによる氷中の不純物分布測定>質量分析装置において,質量数を変化させながらの測定では,質量スキャン周期が0.1秒オーダーと遅いことから,レーザー照射により気化した試料の成分をタイミングよく測定することができなかった。そこで,レーザー照射後のミリ秒までのシグナルをマイクロ秒間隔で測定するため,質量分析装置の制御系および検出系を変更し,質量数を固定し測定を行なえるよう改良を行った。これまで検出できなかったNaCl試料を用いた結果,ClはH^<35>Cl, H^<37>Clとしてレーザー照射後500〜2000μsの間で検出できることが分かった。
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