研究分担者 |
砂山 渡 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (40314398)
矢田 勝俊 関西大学, 商学部, 助教授 (00298811)
高間 康史 東京都立科学技術大学, 電子システム工学科, 助教授 (20313364)
山田 雄二 筑波大学, ビジネス科学研究科, 助教授 (50344859)
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研究概要 |
以下のとおり,本年度の計画を遂行することができた. 1.ユーザの関心に合う環境データを収集手法の開発 ユーザが,シナリオマップを可視化するオンラインコミュニティ上で関心のある事物に対応する語を指定すると、関連するデータをWebサーチエンジンGoogleから得るデータ収集方法を確立。このほか,ビジネスあるいは製品展示会など現場での顧客行動、商品の姿態と動きを収集する。アート性を有する製品など,当初の目標よりも広がりを見せている。 2.シナリオ・マップの試作と利用 データから環境の地図表現をコンピュータで自動生成し、地図上の各部分に該当する事物の画像などをユーザが選択して張り込むと,地図上の該当するノードの表示が選択された写真に変わるインタフェースを開発.簡易な操作によってシナリオの想像しやすくしたインタフェースである。この図はユーザの関心とずれることがなく、地図上にユーザがシナリオを快適に描くことができることが明らかとなった。 3.各種応用 新手法の開発とその応用に成功する事例を積み重ねることのできた有意義な初年度を経過することができた. ・シナリオマップを連続的に可視化するツールを開発し,食品会社におけるテレビCMの視聴において毎週変化する視聴者の感想データを可視化することに成功 ・シナリオマップ上の各事象の変化を別の手法で解析した結果を提示し,これによってシナリオマップ上でのユーザのアノテーション作業を支援することに成功 ・シナリオマップ提示における計算アルゴリズムを改良し,肝炎患者の血液検査や地震活動のデータから,患者の容態や地震活動の変化を精緻に可視化することに成功 ・企業の人材管理における360度評価テキストからの人事評価尺度発見に成功
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