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2006 年度 実績報告書

知識の創出と再構成のための人間中心のメディアインタラクション環境

研究課題

研究課題/領域番号 16200008
研究機関東京大学

研究代表者

中小路 久美代  東京大学, 先端科学技術研究センター, 産学官連携研究員(特任助教授) (00345133)

研究分担者 山本 恭裕  東京大学, 先端科学技術研究センター, 産学官連携研究員(特任助教授) (10376668)
山田 和明  東京大学, 大学院情報学環, 科学技術振興特任教員(特任講師) (80345149)
小池 康晴  東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (10302978)
佐藤 寛子  国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助教授 (50291068)
キーワードインタラクションデザイン / 知識創出支援 / 創造性支援 / 能動的動画閲覧 / インタラクションヒストリ / 視覚インタラクション / 聴覚インタラクション / 力覚インタラクション
研究概要

今年度は,昨年度までにおこなった研究から得られたドメイン分析の結果と,創出/操作/表現から構成される枠組みのモデルに基づき,ツールと人間とのインタラクションを介した関係の理論を構築しながら,各問題領域に特化したシステムの開発と,それに必要となるインタラクションプリミティブの構築と評価に着手した.
まず,知識の創出と再構成のためのツールと人間との関わりを,道具とその効用という側面から考察し,人間のスキルを高めるダンベル型,人間の作業効率を高めるランニングシューズ型,人間の新たな体験を可能とするスキー型という三つの視点で道具を整理する枠組みを構築した.
ビデオをはじめとする,履歴を含む時系列情報を有する表現とのインタラクションをおこなうツールを開発し,その枠組みの考察をおこなった,これを用いて,ビデオデータ分析,および時系列情報を有するデータマイニング(今年度は,データ例としてソフトウェア開発履歴を利用した)のためシステム開発に着手した.
また,物理的な《モノ》とのインタラクションをおこなうためのプリミティブとして,筋電の利用に着目し,遠隔の物体を筋電を用いて操作するためのインタラクションの系を構築した.
最後に,低分子化合物デザインの領域においては,分子の状態を三次元力覚ディスプレイを用いてシミュレーションをおこなう環境を構築した.

  • 研究成果

    (14件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (13件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] オンラインコミュニティにおける発展過程の可視化2007

    • 著者名/発表者名
      山田和明
    • 雑誌名

      電気情報通信学会技術研究報告 KBSE2006 1

      ページ: 37-42

  • [雑誌論文] Meanings of Tools, Support, and Uses for Creative Design Processes2006

    • 著者名/発表者名
      K.Nakakoji
    • 雑誌名

      Proceedings of International Design Research Symposium'06, CREDITS Research Center, ISBN 89-950046-4-9, Seoul, Korea

      ページ: 156-165

  • [雑誌論文] Styles of Participation and Engagement in Collective Sound Performance Projects2006

    • 著者名/発表者名
      K.Jo, Y.Yamamoto, K.Nakakoji
    • 雑誌名

      Engage : Interaction, Art and Audience Experience, E. Edmonds, L. Muller, D. Turnbull (Eds.), Creativity and Cognition Studios Press, Sydney, Australia

      ページ: 110-119

  • [雑誌論文] インタラクションヒストリを顧みるための表現系と操作系の試作2006

    • 著者名/発表者名
      白井良成, 中小路久美代, 山本恭裕, 平田圭二
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 2006-HI-121

      ページ: 9-16

  • [雑誌論文] Use-Centric Information Re-presentation for Creative Knowledge Work2006

    • 著者名/発表者名
      T.Oda, Y.Yamamoto, K.Nakakoji
    • 雑誌名

      Symposium on Interactive Visual Information Collections and Activity (IVICA2006), College Station, TX.

  • [雑誌論文] 「ツール」による「支援」とそれを「使う」ということ2006

    • 著者名/発表者名
      中小路久美代
    • 雑誌名

      エンターテインメントコンピューティング2006予稿集,情報処理学会

      ページ: 3-4

  • [雑誌論文] Tele-Kinesthetic Interaction : Using Hand Muscles to Interact With a Tangible 3D Object2006

    • 著者名/発表者名
      Y.Koike, Y.Yamamoto, K.Nakakoji, et al.
    • 雑誌名

      SIGGRAPH2006, Emerging Technologies, Boston, MA.

  • [雑誌論文] Construction of Basic Haptic Systems for Feeling the Intermolecular Force in Molecular Models2006

    • 著者名/発表者名
      Satoh, H., Nukada, T., Akahane, K., Sato M.
    • 雑誌名

      J. Comput. Aided Chem. 7

      ページ: 38-47

  • [雑誌論文] ChemoJun : Chemical Graphics Open Source Library2006

    • 著者名/発表者名
      Satoh, H., Aoki, A., Asaoka, H.
    • 雑誌名

      J. Comput. Aided Chem. 7

      ページ: 141-149

  • [雑誌論文] A NEW DEVICE TO MEASURE THE ELETROMYIGRAPHIC SIGNALS EASILY2006

    • 著者名/発表者名
      Yasukouchi A, Tukamoto K, Shin D, Sato M, Koike Y
    • 雑誌名

      ISEK2006

  • [雑誌論文] 筋電信号を用いたヒューマンインタフェース : マッスルトーク2006

    • 著者名/発表者名
      小池 康晴
    • 雑誌名

      臨床神経生理学 34・5

      ページ: 291

  • [雑誌論文] 視覚と触覚のミスマッチが及ぼす影響2006

    • 著者名/発表者名
      小池 康晴
    • 雑誌名

      臨床神経生理学 34・5

      ページ: 356

  • [雑誌論文] 接触タイミング予測における視覚と触覚の関係2006

    • 著者名/発表者名
      川瀬利弘, 辛徳, 佐藤誠, 小池康晴
    • 雑誌名

      計測自動制御学会

      ページ: 864-865

  • [図書] 創発のためのソフトウェア,知性の創発と起源(鈴木宏昭編),「知の科学」シリーズ,5章,pp.111-131.2006

    • 著者名/発表者名
      中小路久美代, 山本恭裕
    • 総ページ数
      111-131
    • 出版者
      オーム社

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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