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2007 年度 実績報告書

大規模臨床医学用語概念オントロジーデータベースの開発手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16200039
研究機関東京大学

研究代表者

大江 和彦  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40221121)

研究分担者 小野木 雄三  国際医療福祉大学, 三田病院, 准教授 (90233593)
波多野 賢二  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (60311619)
美代 賢吾  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (40302690)
篠原 信夫  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (90345223)
山口 泉  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80345222)
キーワードオントロジー / シソーラス / 自然言語処理 / 電子カルテ / 医療情報システム / 医学用語 / 知識処理システム
研究概要

電子カルテ,自然言語処理および医学用語データベースに関するこれまでの知見をもとにして,第一に,内科系,外科系,および看護系の診療データベースに含まれる臨床医学用語の意味的な関連ネットワーク(臨床医学オントロジー)を構築する手法を研究,第二に,その手法を用いてまず4万語程度を対象にして意味ネットワーク(パイロットオントロジー)を構築,第三に構築されたパイロットオントロジーを使用した電子カルテデータベースからの記述パターンの解析が可能かどうかの試験評価,最後にその試験評価結果をもとに,約20万語を対象とする臨床医学用大規模オントロジーの構築と評価をめざした。具体的にはオントロジー構築ツール法造を使用して内科系,外科系の疾患,症状所見,手術処置,解剖学構造についてトップオントロジーの枠組みを構築した。たとえば疾患は健康状態の正常からの変化状態ととらえ,その変化状態を記述できる場合をフォーマルな疾患,症状群を定義としており状態の変化を記述できない疾患群を症候群としてフォーマルな疾患とは区別して記述することにした。また解剖学構造記述においては,学会用語集用語,NOMINA-ANATOMICAの用語をべースにして,解剖構造物とその部分名称をエントリとして,それと近接する別の解剖構造物の部分名称を記述し,その間の構造名称を併記する方法により記述することを行い,すべての用語について記述可能であることを実証した。また臨床系医学書の見出し疾患をべースとして,その病理学的定義,主要症状,診断基準,検査所見のカテゴリーごとに日本医学会用語をベースとして記述する手法をとった。これにより約3000疾患について疾患知識記述ができることを検証した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 情報検索尺度Okapi-BM25と交換可能語ペアを用いた自動ICDコーディングに関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      荒牧 英治, 今井 健, 梶野 正幸, 美代 賢吾, 大江 和彦
    • 雑誌名

      医療情報学 27(1)

      ページ: 101-107

    • 査読あり
  • [学会発表] A Statistical Selector of the Best among Multiple ICD-coding Methods2008

    • 著者名/発表者名
      Eiji Aramaki, Takeshi Imai, Masayuki Kajino Kengo Miyo, Kazuhiko Ohe
    • 学会等名
      MedInfo 2007
    • 発表場所
      オーストラリア・ブリスベン
    • 年月日
      2008-08-21
  • [学会発表] Finding Malignant Findings from Radiological Reports using Medical Attributes ans Syntactic Informatio2007

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Imai, Eiji Aramaki, Masayuki Kajino, Kengo Miyo, Yuzo Onogi, Kazuhiko Ohe
    • 学会等名
      MedInfo 2007
    • 発表場所
      オーストラリア・ブリスベン
    • 年月日
      2007-08-21
  • [学会発表] UTH:SVM-based Semantic Relation Classification using Physical Sizes2007

    • 著者名/発表者名
      Eiji Aramaki, Takeshi Imai, Kengo Miyo, Kazuhiko Ohe
    • 学会等名
      the Association for Computational Linguistics (ACL 2007) Workshop on Semantic Evaluations (SemEval 2007)
    • 発表場所
      チェコ・プラハ
    • 年月日
      2007-06-23
  • [備考]

    • URL

      http://www.m.u-tokyo.ac.jp/medinfo/

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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