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2004 年度 実績報告書

スポーツ科学の観点からみた介護予防プログラムの開発とその運営システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16200042
研究種目

基盤研究(A)

研究機関早稲田大学

研究代表者

村岡 功  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80112712)

研究分担者 福永 哲夫  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (40065222)
坂本 静男  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00266032)
内田 直  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00261181)
中村 好男  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00198251)
鳥居 俊  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教授 (70164069)
キーワード介護予防 / 身体活動 / トレーニング / 運動プログラム
研究概要

これまでスポーツ科学の領域からのアプローチは健康な高齢者に集中し、「身体機能が低〜中」の高齢者についてのデータ集積や「介護対象候補者」に対する介護予防プログラムの開発は十分になされてこなかった。本研究は、これらの高齢者を対象としてデータの集積を行うことにより、元気なまま過ごすために必要となる体力基準の策定および個々に応じた適切なスポーツプログラムの開発を行い、さらに、介護予防活動の社会財政効果を把握するための推定モデルを構築するものである。本年度は(1)「介護対象候補者」ならびに「要介護者」の特性分析と、(2)対象に応じたプログラム開発(16年度は対象適合を検証するための準備調査)を行った。
要介護者の身体機能特性を明らかにするために、デイケア利用者および自治体での介護予防高齢者筋力向上トレーニング参加者を対象として、筋厚、下肢・上肢筋力、骨密度、身体機能について計測した。さらに、3ヶ月間のマシントレーニングによる変化をみたところ、自治体でのトレーニング参加者に、大腿前部の筋厚の増大、下肢筋力や機能の向上が見られた。また、音楽を用いたプログラムやトレーニングマシンを用いないプログラム、記録帳や歩数計を使用し、教室外での活動を意識させることを目的としたプログラムを開発し、上記参加者に加え、デイサービス利用者、軽費老人ホーム入所者、養護老人ホーム入所者等を対象として、どのようなプログラムが適合するか準備調査を行った。これらの研究結果と現存する介護予防プログラムの現状をふまえ、介護保険新予防給付に向けた介護予防システムの原案を作成した。
17年度は、本年度開発した運動プログラムを実践し効果の検証を行うとともに、骨格となるプログラムを作成する予定である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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