研究概要 |
本研究は「子どもの体力低下要因について発育発達及び社会生活的側面から体系的,総合的に調査研究し,体力低下の要因」を究明することを目的とした先行研究プロジェクトを発展的に継承し,子どもの体力向上プログラムの実践的検証と,そのための運動,遊び,生活習慣改善に関する科学的根拠を総合的に解明するものであった.以下の4つのサブプロジェクトを実施した. 課題a)走・跳・投などのスポーツに基礎的運動の成就・習熟を決定する主要動作 実験:実験協力校を依頼し,関連する単元においてプログラムを実践し,単元の前後に運動動作の成就度,体力測定を実施した.構造方程式モデリングを適用して,疾走動作構造と蹴球動作構造を分析した.項目反応理論分析により,蹴球動作の達成度評価基準を分析した. 課題b)健康のための体力つくり運動の運動特性と体力向上効果, 実験:実験協力校を依頼し,関連する単元においてプログラムを実践し,単元の前後に運動動作の成就度,体力測定を実施した. 課題c)体力向上に有益な全国の運動遊びの体力・運動特性, 実験:基本運動の熟練者である体育専攻学生男女100人,小学生100人を対象として,基本的運動遊びの動作構造と体力特性を検討した. 項目:新体力テスト,身体活動量,等. 課題d)体力向上のための主体的な生活習慣改善を決定する要因 実験:実験協力校依頼し,子どもの体力向上プログラムを実践し,健康習慣,運動習慣,生活時間など健康生活に関する調査と体力測定を実施した.
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